くまさんとのハラハラどきどきの箱根ドライブ

数年前、夏の終わりに出掛けた富士山一周、箱根泊のドライブ旅行のお話です。富士山方面は初めての旅。テレビでは見ていますが、未開の地。この旅、正にわくわくハラハラドキドキの旅でした。

運転手は自称ドライブ好きの通称くまさん。遠出も高速道路を使わないタイプです。山道や峠が好きで苦労した思い出は数知れず。時には土砂崩れで道がなかった事も。

この時も都内から神奈川県相模原を抜け、国道413号線を使って山梨方面に入るルートで出掛けました。この413号線は途中から山道に入ります。

途中から道が狭くなり、やや緊張気味の様相。いつもの事ながら対向にトラックなど来ようものならドキドキ、手に力が入ります。こんな時思います。くまさんとドライブすると疲れる…と。

ようやく山道を抜け民家が姿を現しました。長閑な道志村に入りました。直ぐに道の駅「どうし」があり、ここで休憩することに。

ここが思わず景色のよい場所で、すぐ裏に美しい川が流れていています。手作りのサンドイッチでモーニングタイムです。清々しい空気と景色が気分を盛り上げてくれます。

まだまだ旅の序章。この先が長いのです。楽しいモーニングも早々に、一路山中湖を目指します。ここからは平たんな道。天気は上々。果たして富士山はその姿を見せてくれるのか…胸が高まります。

閑散とした山中湖手前の林を抜け、車を進めると、いよいよ湖が姿を現す頃、満面の笑みに包まれました。雲一つなく堂々と立ちすくむ、名峰富士を目にしたのです。疲れも一気に吹き飛びました。

山中湖をバックに記念撮影。ここから湖畔を左手に快適ドライブが続きます。サンルーフなんかも空けて気分絶好調です。まずは観光地忍野八海へ。この辺り、道が狭く迷いました。美しい湧き水に映る富士山。テレビ通りと満足しました。

その後河口湖にも寄り、湖畔のドライブインでおきまりのソフトクリームをたしなみ、富士山をバックにまたパチリ。次は西湖方面へ。この後、白糸の滝により、本日の宿泊地、箱根まで到着しないといけません。ゆっくりは禁物です。

富士山を愛でながら湖畔を風に吹かれ走るドライブは、この旅のメインイベントとも言えます。それでも急ぎの旅ですから、早々にと思うのですが、くまさんはドライブ好き。西湖、精進湖、本栖湖とすべて、ぐるっと一周したのです。さほど変わり映えのない景色に少々空き気味の私。あまり道のりが長いので、さすがのくまさんも途中で引き返しましたけど。

ようやく白糸の滝に着いた時には、もう午後3時。思い起こせば、まだお昼ご飯を食べていません。しかし白糸の滝はかなり感動しました。あんなに迫力があるとは予想外。やはりテレビでは分からないものです。

この後は、箱根に向かうのみです。途中、山の気候は変わりやすいもので天候が急変し、あたりはたちまち霧に囲まれ前が見えないほどに。こんな体験は初めてでした。左手にあるはずの富士山も全くみえません。ドライブとはこんな体験も思い出に残ります。

名残惜しいのですが、すでに富士山は斜め後ろに方向をかえ、今日の出会いにお別れをしました。さあ、箱根地です。と元気を出したくとも、もう十分にお疲れモードの私。

夕方の通勤ラッシュなのか、道が混んでいます。山に差し掛かった頃から走り出し、風景は一転、温泉街一色。この雰囲気も大好き。何とか宿に着き、温泉につかり、ばったり倒れ込むように眠りにつきました。

翌日がこれまた大変でした。台風が近づいていたため、朝から土砂降りです。昨日の天気がウソのようです。庭の散策どころではなく、早々に宿を後にし、一応芦ノ湖にも寄りました。雨模様もまあ、よしとするか、という感じでした。

早めに山を下りましたが、土砂降りのドライブは、ちょっといただけません。帰りは西湘バイパスを使い家路を急ぎましたが、二宮で降りてから尋常でない雨の中、2時間ほど決死のドライブでした。前が見えないほどで、肩に力が入りっぱなし。さすがのくまさんも緊張気味です。

後でニュースで知ったのですが、丁度通った辺りで川が氾濫し、大変だったとのこと。危なかったー。今考えても、はー疲れた旅だった。快適と恐怖が入り混じった、わくわくドキドキ、ハラハラの富士山箱根地のドライブ旅行でした。